お香をあげる時の作法
この前、塗香を調合して皆さんに差し上げた時
「どのタイミングで使うんですか!?」
という質問が多かったのと、お香(焼香)を入れる時に何て言っているのか、興味があったみたいなので、天台の作法を書いておきます。
先ず正座してから、塗香を右手人差し指と中指で「チョン付け」したら、左手の平に塗り、身口意を清めていきます。
次に焼香をしていきます。
「願此香華雲(がんしこうげうん) 遍満十方海(へんまんじっぽうかい)」ここで右手でひとつまみ、火舎香炉へ
「無辺佛土中(むへんぶつどちゅう) 無量香荘厳(むりょうこうしょうごん)」ここで再び火舎香炉へひとつまみ。
「具足菩薩道(ぐそくぼさつどう) 成就如来香(じょうじゅにょらいこう)」と最後にひとつまみを柄香炉に入れています。
そのあと、経本を薫香して、磬(チーンの事)を所定の位置に据えます。
次に、手を合わせて祈願です。坊さんは(浄三業 三部三昧耶 被甲護身 拍掌 弾指 摺珠 手磨祈願)の作法をしております。
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