真言密教~摺珠・手磨祈願

 天台の数珠はこんな感じで、この写真の数珠でいうと、一番大きな赤い珠を母珠という。

 算盤みたいなもので、黒が108と20と10個あって、真言を延々と唱える時、カウントするのに重宝する。


 通常に持つときは、母珠を左手の食指の上に置いて、他の連珠を一環の輪として同じように食指の上に掛け、二輪にして記子(きし=ぷらんぷらんしている2本)と共に握る。
 4つある小さい珠の外側の2つを挟み込んで、掌で「ジャリジャリ」と摺る。



 私の場合、「ジャリジャリジャリ、ジャっ!(外内外内外内、外)」としているが、最後を外に向ければ「他行」、内に向ければ「自行」というのを聞いたことがある。


 いずれろ、弾指拍掌や摺珠はむやみやたらにするものではない。と教えられた。


 しゅま、とは両の掌を擦り合わせるのだが、いずれ動画か何かであげようと思う...さすがに言葉で説明しきれる気がしない。


 最後のあ外縛(げばく)合掌の形から、次の作法に入る。


 因みにこの数珠も師僧から頂戴したものだが、四度加行初日に弾け飛んだり、護摩中に千切れたりと、なかなかキャラが濃いコだ。

洞の間 ~Dougyou's room

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