選抜
「アノ子が選抜メンバーに選ばれて、なんでワタシが落ちるワケ?」
なんてのはお花の世界も同じなワケで。。。
本尊壇では如意輪供も、元三大師供も他の修法全てで、供華(くげ)がある。
樒の葉を華に見立ててお供えしていく、密教の儀式のひとつだ。
五枚の葉が綺麗に揃っているのを選別していく。
コブがあったり、先が曲がっていたり、勿論虫食いなんかは論外で、どんどん落選していく。
山から採ってくる時(第一次選考会)は、綺麗に見えるから採ってくるのだ。
しかし、綺麗な子だけが集まって、漸くすると「ダレ」て来る子や、見劣りする子がいる。
水あげが良さそうなのだけを選別(第二次選考会)して、供華に使えそうでないのは、房華(ぼうけ)という二枚葉と、散華(さんげ)という一枚葉に分けていく。
これはお不動さんの護摩でつかっていく。
前日の二次審査に通ったにも関わらず、いざ荘厳(しょうごん)に入ってセッティング(第三次審査)していくと、やっぱりふるい落とされる子がいる。
これもそれも、全部人間界と同じだ。
そして、毎日毎朝一部のメンバーの入れ替えがある。
なんか、何かに似ている。。。
0コメント