説法シミュレーション

 畏れ多いことに、説法をさせていただく機会があります。

 目の前のオーディエンスの中で、一番年齢の若い層に意識を向けてみて、それで刺さっていないようであれば、さっさと切り上げるようにしています。


 毎回、独り反省会を開くのですが。。。

 
 アヒンサーの拡大解釈の結果、「全生物保護令」が発令され、今や、自分の腕にとまって、まさにいま血を吸っている蚊を叩くことは勿論。ゴキブリにシュー!をした瞬間、裁判に賭けられることなく、死刑になるようになってしまった。

 究極のヴィーガン化が進み、安心して、無菌室で作られた人口物を摂取する幸せな日々だ。


 白人問題にも、ようやく先日終止符が打たれた。

 鳥インフルエンザよろしく、白人という白人を一ヶ所に集めて焼却したからだ。

 アウシュビッツの「虐殺」というのは、あくまでも解釈の違いに過ぎず、ようやくこの後世において正当な評価がなされることになった。

 「虐殺」ではない。「志向的異端児の血脈の殲滅」である。ただの焼却にすぎない。

 もうじき、残された人類である、我々有色人種も、殲滅されることが決まっている。


 まあ、致し方がない。

 世界の平和のためだ。甘んじてその運命を受け入れたい。


 お互いの喉元に、ナイフを突き付けながら食べる食事の不味さ。

 それを考えれば、リセットするのも一興だ。



 という価値観の中でも、説法出来るのでしょうか?!

 言葉のいらない、思いやりだけの優しい世界。

 想い描いていた世界とは真逆。


 ドキドキしますね♪
 

洞の間 ~Dougyou's room

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