真言

 面白い本なので、再購入してみました。


 知識はやはり大切だと思います。

 天台の僧侶は行院を遂行(ついごう)すれば、一応の型を覚えます。


 でも、それって「受験勉強の為の参考書の読み方の手解き」なだけで、自分が唱えている真言の意味を理解している人は殆どいません。

 特に密教である四度加行(しどけぎょう)は、やること覚える事が多すぎて、終わったときの達成感が凄いんですね。


 顕教(けんぎょう)とは明らかな教え、つまり密教と対にある片足ですが、両足でバランスよく立っていないとおかしなことになります。

 行には「自行」と「他行」があります。


 他を救おうと思っても、自分がしっかりしていなければ、救いの手を差しのべられませんし

 自分だけが良ければそれでいいのか? そうは思いたくないものです。


 先ず「浄三業(じょうさんごう)」

 「心に想え。生ある者の心は本来その性清浄にして光り輝いているものであるが、煩悩の塵に覆われてその輝きを失っている。それがため、身・語・意を清浄にする法を説き、この威力によって行者自身を含むすべてが清浄になり輝きを取り戻すと」

 おん そばはばしゅだ さるばだるま そばはばしゅど かん

 

 

洞の間 ~Dougyou's room

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